レジスターの更新計画に併せ、幅広い年齢層で利用されている交通系電子マネーの検討を開始しました。

関係各社に問い合わせたところ、「レジスター」「電子マネー決済端末」「加盟店契約」と、それぞれ個別に問い合わせをしなければならず、発注先の選定に３か月ほどかかりました。

そのような中、当市の使用条件を満たす提案をしてくれたのが、みずほ東芝リースでした。

決済端末のリース契約はもちろん、レジベンダーとの調整や加盟店契約など、相談窓口が一本化されていたので分かりやすく、ワンパッケージで提供していただき、導入手続きをスムーズに進めることができました。

導入当初、会計時の電子マネー端末操作に不安の声もあり、分からないことがあると、何度も電話やメールで問い合わせをしましたが、些細なことでも迅速に丁寧な説明をしていただきました。

また、導入前にテスト環境で操作方法についてのレクチャーをしっかり受けることができたおかげで、初日から安心して使うことができました。

電子マネー決済は、現金の取り扱いがなく、レジスターと決済端末が連動し、2度打ちの手間もないので、スムーズに会計作業を行うことができ、利用者のみなさまからも“待ち時間が短くなって良かった”と喜ばれています。

電子マネー決済を導入してまだ3か月ですが、市民のみなさまから“便利になった”“快適になった”というお声をいただき、窓口業務の利便性向上とキャッシュレス化への市民の関心の高さを感じています。

本庁舎と船橋駅前総合窓口センターの各種証明書発行数は月に3万7000件近くあり、戸籍住民課分の電子マネーの利用率は約4％とまだ僅かではありますが、現金取り扱いリスクが軽減され、業務の効率化にもつながっています。

他市からも電子マネー決済導入についての問い合わせが多数寄せられ、キャッシュレス化への第一歩を踏み出したことを実感しています。

今後は電子マネーのみならず、急速に変化するキャッシュレス化の状況を把握し、何より市民のみなさまの利便性向上のために、有効に活用していきたいと思います。